現金満タン、ハイオクで。

サブカルチャーがだいすき。ツイッターの延長なので詳しくはツイッターを見てくれ。

2021年!6月!映画!まとめ!

日本、夏と冬しかなくないですか?そんな茹だるような夏を過ごす私はといえば、部屋から消えたお金の行方も分からず、近しい親戚のおぢの怪しい中国人との結婚もつつがなく進み、治安悪き日々を過ごしています。

(ちなみに6月は後半にかけて一切のやる気を失っている) 

 ◆◆◆

『アオラレ』

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アオラレ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画『アオラレ』 | 大ヒット上映中

グラディエーター」のオスカー俳優ラッセル・クロウが、あおり運転の常習犯を演じたスリラー。寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル。車を運転する彼女は信号待ちで止まるが、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクションを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけてきた男から「運転マナーがなっていない」と注意されてしまう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。レイチェルは店員から男があおり運転の常習犯であることを警告され……。素性不明の恐怖のあおり運転常習犯をクロウが怪演。被害者となるレイチェルを、「移動都市 モータル・エンジン」「否定と肯定」などに出演したカレン・ピストリアスが演じた。監督は「レッド・バレッツ」「幸せでおカネが買えるワケ」のデリック・ボルテ。

 

「乗っかった」だけの映画だと侮らないでほしい、
車というトリッキーなギミックを最大限に正統派ホラー文脈で生かした意欲的スリラー作。

 

というわけで6/1を迎えました。すでに初夏。記念すべき劇場再開一発目は『アオラレ』。

 

感想については長くなってしまったのでnoteの方にさきにあげてます。ね。映画『アオラレ』は煽り運転ブームにのっかったと見せかけた骨太スリラーだという感想|BUN太|note

とにかく予想外にも骨太スリラーです。

ただただ「流行」に乗った時事スリラーとあなどるなかれ、古典『ヒッチャー』にも匹敵するおぞましく陰湿な追跡劇と惨劇が繰り広げられ、転がるような展開と揺さぶられる心情は最悪のドライブ。アクション映画らしい映像体験的派手さもありつつ、スリラーとしての気味悪く陰湿な下地がある。

ホラー文脈を踏襲しながら「煽り運転」という最近のスパイスを振りかけることでめちゃくちゃ最悪だけど食べると美味しいスリラーへと昇華されています。

かなり『ヒッチャー』っぽさはあるのですが、『ヒッチャー』は殺人鬼が主人公の青年を執拗に執念深く追う心理には主人公への歪んだ愛にも似た異常な執着があってのことなので、見方を変えたら可愛らしくもある一方で(そうかな……。)、本作はひたすらに「怒り」しかない。相手に対して他の感情をこじらせちゃったがゆえの異様な執着があるわけでも、殺人を楽しむわけでもなく、いわゆる前述した『ヒッチャー』の男や、あるいはジェイソンやフレディのような有名殺人鬼より、たぶん三毛別とか福岡大ワンゲルのヒグマに近いと思う。

ちょっとネタバレになるかも↓

という褒めをする自分と、「とはいえラストがね」と思ってしまう自分もいる。ド派手最悪スリラーとしては、時事ホラーとして以上の出来であったと本当に思っているのですが、終盤にかけての尻すぼみは否めない。
というのも、今この世界に「弱者が逆襲する」ものが溢れすぎていてお腹いっぱい感があるから。この「逆襲」も『サプライズ』『ザ・ハント』『ドントブリーズ』などなどのような「実はそもそも強かった」ものならエンタメとして楽しめるし、元から強いわけではないけど逆襲するのならサバイブに必要な最低限の逆襲をしてほしい。『見えない目撃者』のような頭を使った、ただただ生き残るために一撃を決めるものは好きなのですが、本作のような「え!?おまえ急にめちゃくちゃボコるやん!!??」みたいな唐突な逆襲は、「弱者の逆襲」を描きたいがゆえの大人の事情が垣間見えて素直に楽しめなくなる。確かに女が口をつぐむ必要は一切ないし怒りをあらわに多弁に議論を交わすことはものすごく大事なのですが、とはいえスリラーのオチに毎度毎度そんな意図が透けて見える演出を持ってこられると「なんか違うんだよな」となる。
あと単純に、本当に単純に、ラストは尻すぼみでちょっぴり残念。

 

遭遇したらおしまい、運の尽き。安全運転を心掛けましょう。クラクションは「紳士的」に。

 

 

『ジェントルメン』

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ジェントルメン : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画『ジェントルメン』公式サイト|大ヒット上映中!

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督によるクライムサスペンス。イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキーが、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡った。その噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出す。莫大な利権をめぐり、紳士の顔をした彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け引きが展開する。ミッキー役を「インターステラー」のマシュー・マコノヒーが演じるほか、チャーリー・ハナムヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、コリン・ファレルヒュー・グラントら豪華なキャストが顔をそろえる。

 

ガイ・リッチーのフェチズムが詰まったクライムムービー。フェチは大事だね。

 

ガイ・リッチー、いつもこんなん撮ってんな~~~~と言いながら座席に着いたのですが、……最高!悔しいけどイカしてる。やはり「好き」で撮っている映画は良いですね。

本作はあらすじ以上のことは何もないクライムムービー。育ちの悪い狼たちが英国紳士ぶって化けの皮の剥ぎ合いをする様はまさに「こういうのでいいんだよ」感。
脚本も実にシンプルでどんでん返しもなければ大きな山場もなく、ひたすらにごたごたお家騒動的なものが続きます。
しかしながらひとつひとつのキャラがきちんと立っていて魅力的なので飽きることはなく、また「1人の語り手がこれを語っている」という形をとっているため、普通に構成されていたら平坦に感じてしまう脚本もその入れ子構造のおかげで物語性が際立ちエンタメ性を高めている。どこかが突出して優れているわけでも大きな売りがあるわけでもないものの、いわゆる「かっけえヤクザ」が観たくて任侠映画を観ているときと同じ、あの感覚。とりあえずカッコいい、イカしてる、クール、英国っぽい、それだけで十分の映画。
記憶にこびりついて離れない名作が観たい!という人にはおすすめできないけど、とりあえず手軽にかっけえもんが観てえ!という人にはおすすめする映画でした。

 

私も何食わぬ顔でコートの下から拳銃じゃなくてばかでかいマシンガン取り出してえ~~~~~~~英国っぽいクソまどろっこしい物言いで人を煽りてえ~~~~~~~~~~~

やっぱね、最終的に信じられるのはフェチズムなんですよ。

 

 

SNS 少女たちの10日間』

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SNS 少女たちの10日間 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画『SNS-少女たちの10日間-』オフィシャルサイト

成人女性が未成年という設定のもとSNSへ登録すると、どういったことが起こるかを検証したドキュメンタリー。巨大な撮影スタジオに作られた3つの子ども部屋に、幼い顔立ちの18歳以上の3人の女優が集められた。彼女たちは12歳の女子という設定のもと、SNSで友達募集をする。その結果、彼女たちにコンタクトをしてきたのは、2458人もの成人男性だった。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家による万全のケアのもと、撮影は10日間にわたり続けられた。撮影されているとは気付かず、何も知らずに卑劣な誘いを仕掛ける男たち。彼らの未成年に対する容赦ない欲望の行動は徐々にエスカレートしていく。監督は、チェコで活躍するドキュメンタリー作家のビート・クルサークとバーラ・ハルポバー。

 

ドキュメンタリー?モキュメンタリー?
曖昧なリアルさの中に成り立つ、非常に露悪的で悪趣味な『ドキュメンタリー』エンタメ。

 

本作はめちゃくちゃに悪趣味で、製作陣が「こいつら(男)は人間のクズだから何したっていい」という思想を隠そうともしないので、真摯なドキュメンタリーを期待して観た人からは批判の的になるし、不快な思いをする人も少なくないでしょう。本作はまるで世間体と言わんばかりの申し訳程度に「社会への啓蒙」を掲げていますが、中身を観てみたらそんな役目を果たすつもりがさらさらないのがはっきりと分かる。
悪趣味ではありますが、それゆえエンタメとしては結構オモシロい。
個人的にはモキュメンタリ―なのでは?と思っていますが、まあそこは野暮ということで。

 

ちょっと詳しい感想は先にこっちに書いちゃったからこれ以上言うことないな

『SNS少女たちの10日間』を観た(日記)|BUN太|note

 

 

『ゾンビ津波

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ゾンビ津波 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

ゾンビ津波 | テアトルシネマグループ (ttcg.jp)

「シャークネード」シリーズの監督アンソニー・C・フェランテと俳優アイアン・ジーリングが再タッグを組み、津波に乗って襲来したゾンビとの戦いを描いたパニックアクション。穏やかな海に囲まれた平和な孤島。漁師のハンターと仲間たちの船が、突如としてゾンビに襲われた。どうにか反撃して逃げ切ったものの、ゾンビは続々と姿を現し、島は恐怖に包まれる。ハンターは愛する島を守るため戦うことを決意するが、そんな矢先、巨大津波に乗って大量のゾンビが島に上陸しようとする。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。

 

もう!!!馬鹿!!!!狙った馬鹿をすな!!!!分かっててやってるだろ!!!!!

好きだけど、きみのこと好きだけど、シャークネードすきだけど、なんかもう今はそのネームバリューも相まって「芸大出身のミュージシャンがあえて奇天烈なロックをやってるのを観たとき」みたいな気持ちになっちゃうのよ。すきなんだけどさ。狙いすぎだからさ。いやそこも含めておばか愛しいんだけどさ。若干、本当に若干なんだけど、日清食品のCM観てるときの感情に類似した何かが生まれそうになるからさ、ほどほどでいいよ。これからもほどほどに馬鹿やっててほしい。あと関係ないけど、私は日本人なので、「え!!??津波なめないで!!??」になった。ゾンビよりこわいでほんま。ゾンビは殺せば良いけどさ。津波を波乗り回避は不可能なんよ。

 

グリーンランド 地球最後の2日間』

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突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、普通の一家の目線で描いたディザスタームービー。突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まる。建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ、そして妻のアリソンと息子のネイサンも避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。人々がパニックに陥り、無法地帯と化していく中、生き残る道を探すギャリティ一家が目にしたのは、非常事態下での人間の善と悪だった。「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズのヘラルド・バトラー、「デッドプール」シリーズのモリーナ・バッカリン、「ドクター・スリープ」のロジャー・デイル・フロイドがギャリティ一家を演じる。監督は「エンド・オブ・ステイツ」でバトラーとタッグを組んだリック・ローマン・ウォー

 グリーンランド 地球最後の2日間 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画『グリーンランド ―地球最後の2日間―』

リアルに「巨大災害」を経験した人には直視できない映画かもしれないので、東日本大震災をモロに食らった人とかはちょっと注意してほしい。それくらいリアルな災害、リアルなパニック、とてもリアルでリアルに嫌ですてきでした。

最終的には思想を違えてしまったけど、ふつうに観てよかったな~~て映画!

6月のなかでいちばんすきでした!

 

『モクソリ』

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郊外の朽ち果てた遊園地を舞台に、学生たちが恐怖現象に襲われる姿を描いた韓国製ホラー。親友の死後、悪夢に悩まされるようになったヨ・ユンファは、あこがれの存在であるカン・ミンウやクラスメイトとともに、気晴らしのドライブに出かけることになる。しかし、慣れない運転で道に迷ってしまった一同は、閉園されてから何年も放置されているであろう、荒れ果てた遊園地にたどり着く。その場のノリでお化け屋敷に足を踏み入れたユンファたちだったが、誰もいないはずの暗闇の中から何者かの囁く声が聞こえてきて……。テレビドラマ「浪漫ドクターキム・サブ2」のソ・ジュヨン、「パフューム 恋のリミットは12時間」「カンテク 運命の愛」のキム・ミンギュら、人気上昇中の若手俳優が共演。

モクソリ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

モクソリ

なして、なして韓国映画はこげに偽悪的なのか?なぜ?はにゃ

ホラー映画としてはふつうにいい。スナック感覚で楽しめる。 

 

『キャラクター』

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菅田将暉と本作が俳優デビューとなる「SEKAI NO OWARI」のボーカルFukaseの共演によるダークエンタテインメント。「20世紀少年」など数多くの浦沢直樹作品にストーリー共同制作者として携わってきた長崎尚志によるオリジナル脚本を、「世界から猫が消えたなら」「帝一の國」の永井聡監督のメガホンにより映画化。漫画家として売れることを夢見て、アシスタント生活を送る山城圭吾。ある日、一家殺人事件とその犯人を目撃してしまった山城は、警察の取り調べに「犯人の顔は見ていない」と嘘をつき、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34」を描き始める。お人好しな性格の山城に欠けていた本物の悪を描いた漫画は大ヒットし、山城は一躍売れっ子漫画家の道を歩んでいく。そんな中、「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生する。主人公・山城役を菅田、殺人鬼・両角役をFukaseがそれぞれ演じる。 

キャラクター : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画『キャラクター』公式サイト

 

小栗旬、「小栗旬」に寄せすぎて逆説的にジェネリック小栗旬になってませんか?おばたのお兄さんのほうが本物なのでわ?

なぜか警察陣の演技が妙にバタ臭いことだけが違和感でしたが、なんか全体的に、頑張ってたと思う。ふかせ、あと一歩頑張ればめちゃくちゃ愛しい殺人鬼だった。主人公に執着するかわいい(概念)殺人鬼だいすき~~ヒッチャ~~~~

「殺人って3日寝込むくらいめちゃくちゃ体力使うんだよ!?」みたいな台詞があったのもよかった、ふかせ、凄く可能性に満ちた殺人鬼だった。カルトの下りを1時間くらいかけてやってほしかった。時間配分良い感じにすれば良い感じになったと思う、たぶん。なんか、お前が俺で俺がお前でをしたかったんだろなというのはわかる!うん!なんか良い感じにこねればすごく良い感じになったとおもうから、良い感じに再構築してほしナ!

 

『Mr.ノーバディ』

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一見してごく普通の中年男が、世の中の理不尽に怒りを爆発させて大暴れし、やがて武装集団やマフィアを相手に激しい戦いを繰り広げる姿を描いた痛快ハードボイルドアクション。「ジョン・ウィック」の脚本家デレク・コルスタッドと製作デビッド・リーチが再タッグを組み、人気テレビシリーズ「ベター・コール・ソウル」の主人公ソウル・グッドマン役で知られるボブ・オデンカークが主演を務めた。郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復するだけの単調な毎日を送っているハッチは、地味な見た目で目立った特徴もなく、仕事は過小評価され、家庭では妻に距離を置かれて息子から尊敬されることもない。世間から見ればどこにでもいる、ごく普通の男だった。そんなハッチの家にある日、強盗が押し入る。暴力を恐れたハッチは反撃することもできず、そのことで家族からさらに失望されてしまう。あまりの理不尽さに怒りが沸々とわいていくハッチは、路線バスで出会ったチンピラたちの挑発が引き金となり、ついに堪忍袋の緒が切れる。監督は「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラー。共演に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイド、「ワンダーウーマン」のコニー・ニールセンほか。

 Mr.ノーバディ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

Universal Pictures Japan

 

なんか『そういう』やつ。

私もジョン・ウィックとかイコライザーとかあれやそれやの「冴えないおじさんが」系の映画は好きなのですが、この映画に関しては完全にそこにだけバロメーター全振りして他の一切合切を捨て去ったタイプの映画なので、『そういう』のが観たいときに観たら最高最高最高!!!!!となるし、食傷気味のときに観たら「あー・・・・・・」となってしまうと思う。私は後者のタイミングで観てしまったので完全に映画とのすれ違いを起こしてしまったのですが、良き状態のときに観ればフォーリンラブしていたと思いますネ。

本当に完全に『そういう』系にのみ振り切っているので、精神状態が前者なのか後者なのかによって評価は大きく分かれると思います。

この日に『モクソリ』『キャラクター』と3連チャンしたので、全体的に「悪くはないし、つまらんか面白いかで言えば面白いんだけど、なんか今じゃなかったな」というしょっぱい薄味気分になってしまった。自分の感受性が終わっているときに映画を3連チャンするものではない(戒め)

 

サスペリア PART2』

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イタリアンホラーの旗手ダリオ・アルジェントが、連続猟奇殺人事件に巻き込まれたピアニストが謎の解明に挑む姿をショッキング描写満載で描いたサスペンススリラー。ローマで開催された欧州超心霊学会で、テレパシーの能力を持つヘルガが突然悲鳴をあげた。彼女は会場内に恐ろしい殺人犯がいることを告げる。その後、ヘルガは自宅アパートで何者かに襲われ惨殺されてしまう。悲鳴を聞いて駆けつけたイギリス人ピアニストのマークは容疑者を目撃し、事件の真相を突き止めるべく奔走する。出演は「欲望」のデビッド・ヘミングス、アルジェント監督の公私にわたるパートナーのダリア・ニコロディ、「恋人のいる時間」のマーシャ・メリル。日本では同じアルジェント監督の「サスペリア」が大ヒットしたことを受け、「サスペリアPART2」の邦題で1978年に公開された。2021年6月、4Kレストア版ブルーレイ発売を記念して、シネマート新宿・心斎橋でリバイバル上映。

サスペリア PART2 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

これはおそらく正統な楽しみ方ではないのですが、数十年前の映画などで当時は大まじめにやっていたことが今観てみるとなんか面白くなっちゃってるやつが私は好きで、おそらくサスペリアもそんな描写がいっぱいあるはず!と直感的に思って行ってみたら大当たりでした。決して斜に構えているわけではなくて、当時の大まじめな映像表現が今ではチープで面白くなってしまっているのって映像においては正当な変化だから仕方ないと思うし、そこに歴史とかいろんな努力とか時間とか感じて凄く好きです。

本作もそんなかわいさがいっぱい!!!

次なるターゲットは7月の屋敷女です

 

 

さて映画館が再開され非常~~~~~に嬉しいです。
最近モキュメンタリーにはまっているので面白い作品があれば教えてください。関係ないけど『神と共に』と『ディヴァイン・フューリー』の円盤を買うか心底悩んでいます。常に「オタク」に触れていたい……。韓国映画、「オタク」なので……。

という気持ちと、趣味のない人間になるのが恐くて強迫観念で映画を観ているに過ぎないのでなんかもう継続できんくなってきたぞという気持ちがあります。「無」の人間になるの、こわくないですか?私はこわいです。さて7月も躁鬱と共生していきましょう♪なんてな