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【ガチ恋の妄言】綺麗な景色の中でルルーシュに見つめられたい

綺麗な景色の中でルルーシュに見つめられたいなと思う。それはおそらく恋だからだ。
好きな人には美しい情景の中で見つめてきてほしい。それ以上は望まない。ぎゅっと抱きしめてほしいとか、頭を撫でてほしいとか、本当はものすごく思うけど、それが叶うわけがないのでせめて見つめてほしい。我ながらなんて可愛い願いかと思う。
例えば草原がいい。青く若い匂いが鼻孔をくすぐる中で、私のことを見つめてくれないだろうか。草木は生命の象徴だ。そんな原風景の中で好きな人に見つめられることは、魂のふれあいなんじゃないかなと時折思う。

なので水辺でもいい。うつくしい水辺。海でも川でも湖でもいい。できたら流れがあるほうがいいので、海か川がいい。水は言わずもがな生命の象徴だし、流れがあるほうが輪廻転生を感じられて、生きているという感じがする。あくまで私の感覚の問題なのだけど。

お花畑は向いてない。花の香りは強すぎてルルーシュの清らかで若い魂にはあまりそぐわない気がする。それにお花畑だと死後の世界みたいでちょっと悲しくなる。ルルーシュは死んだので。私がいつか死んだ後、ルルーシュにもしも会えたらこれ以上ないことだが、きっと出会えない。そういうことが悲しくなるのでお花畑は向いてない。
初恋だったので、清らかで美しい場所であってほしいなと思う。

見つめてくれる視線に恋の温度は必要ないなとも思う。ただ見つめてほしいだけで、そこに私に向けた想いなどは求めていない。ただふと見つめてくれたら幸せになれる。私が勝手に幸せになれるんだから片思いも悪くないんじゃないかと思う。不幸な考え方なんだろうか。
もし見つめてくれるときに指を一本だけでも握ってくれたらもう死んでもいいと思う。皮膚の微粒子が混じり合うのだ。こんなことあるだろうか。尊すぎる行為じゃないだろうか。いやまあ無いんだけど。

私が一方的に好きなだけで、私を好きになるルルーシュは解釈違いだし、そもそも妙に冷静になってしまいうまく想像できない。

私にほだされて、死にかけた私の最後の願いで空気に飲まれて抱きしめてしまうルルーシュなら想像できる。そのとき私はルルーシュの作戦の失敗によって、ルルーシュをかばって銃弾を受け虫の息とか、たぶんそんな感じだ。父親を殺されたとかよりは想像しやすい。私は自分で言うのもなんだが、ルルーシュのことが好きだし、無駄にプライドが高くて自己愛が強いので、たぶん賢い人からしたら操りやすいからルルーシュにとってはいい駒になれると思う。でもルルーシュは女に甘いので、作戦で死んでしまったらそれなりに引きずってくれると思う。そういうわけで私はカレンになりたい。カレンになって死んで、今際の際で抱きしめられたいなと思う。カレンごめん。

カレンになりたいと言ったが、ポジションにあこがれているだけで、私は私のままルルーシュに見つめられたい。あわよくば死に際に空気に飲まれて抱きしめられたい。死ぬなってギアスをかけてほしい。死ぬんだけど。死ぬんだけど、ギアスをかけられたい。

ルルーシュの特別になりたいとは思わない。そこまで勢いのある夢女にはなれない。だけど私の死を持ってルルーシュの染みになりたいと何度も願った。人生の内のほんのわずか、0.00001%でもいいから私だけの私の染みを作ってしまいたい。ゆえにルルーシュの作戦の失敗とかで死にたい。いやなんでもいいんだけど。いいんだけど、とにかくほんの僅か数mmでいいから心臓に巣くいたいのだ。ガチ恋ってたぶんみんなそうじゃないかな。しらんけど。

なのでふれあいは欲さない。ただ見つめられたいだけだ。でもそれは直接的なふれあいを求めるより欲深いことなのだと思う。
思えばルルーシュは性を介さない私の唯一の初恋だ。小学生のときに一目惚れをしたため、性も何もなかった。そこに意識が行く前の唯一の偶像なのだと思う。あのときルルーシュに何を求めていたか思い出せない。でも今、大人になった今、私は性を介さずにルルーシュの深くに触れたいし触れてほしいと思っている。その願いの行き着く先が「なんか綺麗な景色の中で見つめてほしい」だった。

そのことをぼーっと考えると、ガチ恋って推しに何してほしいかみんなばらばらだろうけど、「推しに綺麗な景色のなかで見つめてほしい」というのは普遍に同意してもらえる、ような気がする、のだが、どうだろう……私は他のガチ恋が何を考えているかよく分からないのでいつかガチ恋を集めて思う存分語らってみたい。まあ地獄の窯の蓋を開けたみたいなことになるだろうけど、恋する女子はヘドロ色なので仕方ない。

私の第一にして最大の目的として「見つめられたい」がある。そして同じくらい、穴が開くほど見つめたいとも思う。見ることは唯一許された自由ではないかと思う。ものすごくリアルな話をすると、マジックミラー越しとかに見つめたい。思う存分見つめたい。あ、つむじ右巻きなんだ、とか思いたい。彼が生物であることを感じたい。毛穴とか見つけたいし、ちょっと日焼けしてしまったうなじとか見て「生きてるんだぁ」と思いたい。まあ死んじゃったんですけど。

そうやって考えていると、確かに私はガチ恋だけど、ルルーシュは「恋の対象」ではなくて「恋の象徴」なのだと実感する。具体的に現実で何かが起こることはない。ルルーシュは私にとって永遠に象徴でありアイコンであり記号なのだ。そこにルルーシュの人格が介在する隙間があるのかと問われたら苦しくなる。あくまで私の中の偶像なので。
恋を象徴しているからこそ、「見つめてほしい」のだと思う。生々しい欲はそこにあってほしくはない。あくまで「初恋そのもの」なのだから。

ルルーシュは私にとって初恋そのものなのできっと永遠に終わらないのだと思う。残念ながら。
なんかめっちゃ綺麗な景色の中で見つめられたい。ガチ恋のみんなもそう思うときがあったら教えてほしい。一方的に共感するので。