現金満タン、ハイオクで。

サブカルチャーがだいすき。ツイッターの延長なので詳しくはツイッターを見てくれ。

加州単騎アジアツアー2019を振り返る日記

本日6/25に加州単騎2019のアーカイブが配信された。それを観ていたら色々思い出したので、当時の所感を残しておきたいなと。思って。

 

私は佐藤さんのおたくではないので日本公演のみの参加となった。

ま~~~~まず始まるまでやさぐれてた。というのも「刀ミュくんが何考えてるかわからないょ。。。。」的な状態になっていたからだ。


まず紅白を終えて、刀ミュは次の目標へと向かう第二章に入るとなんだか偉い大人たちが言っていた。そりゃあいいことだと私。けれどもその「大事な第二章の始まり」でなぜ再放送同然のみほとせを再演するのかが私には分からなかった。刀ミュくんに求めているのは果てしないワクワクと目新しさであり(まあ私の一方的な感情なのですが)(オタクはわがままなので)、新作を一年半も待たねばならない理由がよく分からなかった。コンテンツの成長を考えるなら新作をやるべきではないかと。まあそれはオタクのわがままとも言えてしまうのですが。
加えて単騎2018のCDが2019のあとに発売と知り、なんかシンプルに「商業的になに考えてるか分からん」となった。

2019が2017と2018の総まとめであることはすでに海外公演に参加していたおたくから聞いた。果たしてそれで単騎をすることに意味はあるのだろうか、と思ってしまった。
だけど日本公演しか参加していない私はアジアツアーの内容をどうこう言う資格はないとも思っている。現場に行かないのなら文句はたらせない。なので心の中にもやもやをためたままの幕張となった。

 

当日。
なんだかんだで浮かれオタクなので「アモーレだし頭にバラでも作るか~!」と新宿のいつものサロンでセットしてもらった。予約した時間まで少しあったので、大森靖子を聴きながら無意味にHALの周りをぐるぐるして時間をつぶした。私は自意識過剰おたくなので、刀ミュや俳優が好きということがバレるのが嫌で、その日はキスマイのおたくの振りをしてサロンを乗り切った。キスマイの質問をふられてもよく分からなかったので、たぶん嘘はバレている。かなしい。
新人さんだったのかバラはすぐに崩れた。なんか幾重にもなっている「何か」になってしまった。それもあって割とやる気は低めだった。


本番。
目下の私の悩みは「これ立ってええんか?」だった。周りのおたくもざわざわしていて、耳をすませば「これ立ってええんか?」という話をしていた。悩むよね。わかる。そこで会場アナウンスで「観劇の際は背中をつけて前のめりにならず~」という聞き慣れたものが聞こえ、会場中が「あっ観劇パターンね!」となったのを感じた。正直幕張だしライブだし立ちてぇな~~~座るんか~~~というおきもち。
が、始まってみると、数曲目で加州が「立って!」的なジャスチャーをしていた。おたく困惑。その後MCにて「立ってってゆったの!」的な発言があり、そこから全員起立。いや立っていいんか~~~~~いアナウンスと連携とってくれマジで~~~~~となったが、

まあその、結論から言えば「やっぱ最高じゃん」だった(ちょろおた)

正直「え~~~~刀ミュくんやっぱアタシのこと愛してんじゃん!!!(にやける顔文字)」だった。

内容が総まとめであることは否めないが、アジアでやるということをメインに据えているため、海外の人からしたら初見なので総まとめなのはむしろ好ましい「大きな展開をしてほしい」と言いながら無意識のうちに海外の人目線など広い視野で考えることを忘れていた。そういう自分を、コンテンツのこと好きって言いながら自分の思い通りであってほしいだけじゃん、と恥じる。けれども自分の思い通りになってほしいと思うこと自体は悪ではないので、これからもひっそり内心そう思い続けるが、ちゃんと広い視野で物事を考えたいなぁと心底思った。反省します。

とにかくうまく言えないが、なんか普通に楽しかった。やっぱりこのコンテンツが好きだしずっと応援したいし願わくば来年も単騎してほしいな~~とおもた。
ライブ!!!派手!!!加州清光です!!!!楽しめ!!って感じ。

幕張を一人で埋められるのはすごい。かつては6人でプレライをしていたのに、今や1人で幕張を埋められるコンテンツになった。そこにはおたくの応援も、佐藤さんの努力も、スタッフさんたちの支えもある。そういう多くのことが重なって今に繋がっていることをなんだかすごく尊いなと思った。
初めてトロッコ(ムーヴィングステージ)が出たのも、遠くの人にまでちゃんと観て貰えるようにという配慮を感じたし、ちゃんと真剣にコンテンツやってるジャンという思いになった。


終わってアパホテル
幕張でライブがあったときはあのアパホテルにおたくが大量発生する。荷物を預けるときにクロークの人に「こいつもおたくか」と思われていないかどきどきしてしまう。事実なのだが。
ちなみにあのアパホテルはライブがあるときはいつもなぜか5000円ジャストだ。払いやすくて有り難い。ちなみにこのときアパ直に入ったがその後一度も利用していないので意味が無い。アパホテル時期によっては意外と高いんだよな。京急インとかヴィアインのほうが意外と安かったりする。アパに一万は払いたくないと思ってしまう。たぶん出張の多い父にアパの悪口をすり込まれているからだ。
ソワレが始まるまでカレードリアを食べた。窓の外はまだ明るい。少し行くとディズニーがあるんだよなと思うと不思議な気分だった。ディズニー帰りであろう車をみながら、「おまかせ」でチンしたのであろう生ぬるいカレードリアを食べた。正直ハチャメチャ眠かったがへアメをしていたので寝られない。頑張って寝ようとうつぶせを試みたが、化粧が崩れると気づいてやめた。
ついでに酒も飲んだ。私はいつもマチソワ間に時間があると軽く飲むのが常だ。ローソンでチーズを生ハムで巻いた一口サイズの天才的おつまみを買ったのでそれをつまんでいたら秒でなくなった。

みほとせに関しては、カレードリアと酒を飲み食いしながら少し冷静になった。チケットとりやすかったみほとせの再演を望む声が多かったということは新規のファンが増えたということで喜ばしいことであるし、今後の新作を考えると、脚本的にターニングポイントのひとつであったみほとせを再度やることは何かしら意味があってのことだと思い直した。冷静にならないといけないよね。ほんとごめんな刀ミュくん。

私はマチソワ間を近くのホテルで待つ時間が好きだ。なんだかそのときは「これ食べたらソワレ間に合わないかな」とか「眠いけど寝ちゃ遅刻するよね」とか「でも足痛いから休めてラッキー」とか、常にソワレのことが頭にある状態が、自分がそのためだけに存在するものになったみたいで凄く心地よい。アトラクションの待ち列みたいに、ワクワクを抱えたまま時間を過ごせるのがいい。最高。愛してる。Kiss。


ソワレ。
立っていいんだよね……??みたいなかんじで皆中腰で困っていた。立ちたい。立ちたい私は中腰のまま、ええいままよと意を決して立った。ら、ちょうど私は比較的前の席にいたのだが最前あたりにいたガッツらしきおたくと目が合い、「コクン」と頷かれた。めっちゃ私の眼を見ていた。今でもそのときのその人の頷きの勢いを思い出すと面白くなってちょっと笑ってしまう。
私たちみたいな人がいっぱいいたのか結局ソワレは立ってスタートした。

 

内容については配信の通りなので省くが、「今日も加州でいてくれてありがとう」と思った。(あと令和を連呼していて可愛かった。)
私は原作で元々加州が好きだったので、ミュの加州に思うところがないかとよく聞かれるのだが、それはそれと分けられる人間なので特に思うことはない。ミュではこうなのだととらえているし、そういう加州も好きだし、その加州の集大成がアジアツアーだ。単騎に来て色々なことを思い直した。商業としてなにを考えているか分からないことが今もあるが、まあきっとなるようになる。そう思えるようになっただけで、幕張に来てよかったなと感じている。

願わくば来年も佐藤さんの加州が単騎をしてくれたらいいなぁと思う。し、そういう余裕のあるコンテンツであり続けてほしい。とりあえず♥フェにトロッコ出してほしい。

【ガチ恋の妄言】綺麗な景色の中でルルーシュに見つめられたい

綺麗な景色の中でルルーシュに見つめられたいなと思う。それはおそらく恋だからだ。
好きな人には美しい情景の中で見つめてきてほしい。それ以上は望まない。ぎゅっと抱きしめてほしいとか、頭を撫でてほしいとか、本当はものすごく思うけど、それが叶うわけがないのでせめて見つめてほしい。我ながらなんて可愛い願いかと思う。
例えば草原がいい。青く若い匂いが鼻孔をくすぐる中で、私のことを見つめてくれないだろうか。草木は生命の象徴だ。そんな原風景の中で好きな人に見つめられることは、魂のふれあいなんじゃないかなと時折思う。

なので水辺でもいい。うつくしい水辺。海でも川でも湖でもいい。できたら流れがあるほうがいいので、海か川がいい。水は言わずもがな生命の象徴だし、流れがあるほうが輪廻転生を感じられて、生きているという感じがする。あくまで私の感覚の問題なのだけど。

お花畑は向いてない。花の香りは強すぎてルルーシュの清らかで若い魂にはあまりそぐわない気がする。それにお花畑だと死後の世界みたいでちょっと悲しくなる。ルルーシュは死んだので。私がいつか死んだ後、ルルーシュにもしも会えたらこれ以上ないことだが、きっと出会えない。そういうことが悲しくなるのでお花畑は向いてない。
初恋だったので、清らかで美しい場所であってほしいなと思う。

見つめてくれる視線に恋の温度は必要ないなとも思う。ただ見つめてほしいだけで、そこに私に向けた想いなどは求めていない。ただふと見つめてくれたら幸せになれる。私が勝手に幸せになれるんだから片思いも悪くないんじゃないかと思う。不幸な考え方なんだろうか。
もし見つめてくれるときに指を一本だけでも握ってくれたらもう死んでもいいと思う。皮膚の微粒子が混じり合うのだ。こんなことあるだろうか。尊すぎる行為じゃないだろうか。いやまあ無いんだけど。

私が一方的に好きなだけで、私を好きになるルルーシュは解釈違いだし、そもそも妙に冷静になってしまいうまく想像できない。

私にほだされて、死にかけた私の最後の願いで空気に飲まれて抱きしめてしまうルルーシュなら想像できる。そのとき私はルルーシュの作戦の失敗によって、ルルーシュをかばって銃弾を受け虫の息とか、たぶんそんな感じだ。父親を殺されたとかよりは想像しやすい。私は自分で言うのもなんだが、ルルーシュのことが好きだし、無駄にプライドが高くて自己愛が強いので、たぶん賢い人からしたら操りやすいからルルーシュにとってはいい駒になれると思う。でもルルーシュは女に甘いので、作戦で死んでしまったらそれなりに引きずってくれると思う。そういうわけで私はカレンになりたい。カレンになって死んで、今際の際で抱きしめられたいなと思う。カレンごめん。

カレンになりたいと言ったが、ポジションにあこがれているだけで、私は私のままルルーシュに見つめられたい。あわよくば死に際に空気に飲まれて抱きしめられたい。死ぬなってギアスをかけてほしい。死ぬんだけど。死ぬんだけど、ギアスをかけられたい。

ルルーシュの特別になりたいとは思わない。そこまで勢いのある夢女にはなれない。だけど私の死を持ってルルーシュの染みになりたいと何度も願った。人生の内のほんのわずか、0.00001%でもいいから私だけの私の染みを作ってしまいたい。ゆえにルルーシュの作戦の失敗とかで死にたい。いやなんでもいいんだけど。いいんだけど、とにかくほんの僅か数mmでいいから心臓に巣くいたいのだ。ガチ恋ってたぶんみんなそうじゃないかな。しらんけど。

なのでふれあいは欲さない。ただ見つめられたいだけだ。でもそれは直接的なふれあいを求めるより欲深いことなのだと思う。
思えばルルーシュは性を介さない私の唯一の初恋だ。小学生のときに一目惚れをしたため、性も何もなかった。そこに意識が行く前の唯一の偶像なのだと思う。あのときルルーシュに何を求めていたか思い出せない。でも今、大人になった今、私は性を介さずにルルーシュの深くに触れたいし触れてほしいと思っている。その願いの行き着く先が「なんか綺麗な景色の中で見つめてほしい」だった。

そのことをぼーっと考えると、ガチ恋って推しに何してほしいかみんなばらばらだろうけど、「推しに綺麗な景色のなかで見つめてほしい」というのは普遍に同意してもらえる、ような気がする、のだが、どうだろう……私は他のガチ恋が何を考えているかよく分からないのでいつかガチ恋を集めて思う存分語らってみたい。まあ地獄の窯の蓋を開けたみたいなことになるだろうけど、恋する女子はヘドロ色なので仕方ない。

私の第一にして最大の目的として「見つめられたい」がある。そして同じくらい、穴が開くほど見つめたいとも思う。見ることは唯一許された自由ではないかと思う。ものすごくリアルな話をすると、マジックミラー越しとかに見つめたい。思う存分見つめたい。あ、つむじ右巻きなんだ、とか思いたい。彼が生物であることを感じたい。毛穴とか見つけたいし、ちょっと日焼けしてしまったうなじとか見て「生きてるんだぁ」と思いたい。まあ死んじゃったんですけど。

そうやって考えていると、確かに私はガチ恋だけど、ルルーシュは「恋の対象」ではなくて「恋の象徴」なのだと実感する。具体的に現実で何かが起こることはない。ルルーシュは私にとって永遠に象徴でありアイコンであり記号なのだ。そこにルルーシュの人格が介在する隙間があるのかと問われたら苦しくなる。あくまで私の中の偶像なので。
恋を象徴しているからこそ、「見つめてほしい」のだと思う。生々しい欲はそこにあってほしくはない。あくまで「初恋そのもの」なのだから。

ルルーシュは私にとって初恋そのものなのできっと永遠に終わらないのだと思う。残念ながら。
なんかめっちゃ綺麗な景色の中で見つめられたい。ガチ恋のみんなもそう思うときがあったら教えてほしい。一方的に共感するので。

刀ミュと私のメンヘラシャウト~2015年秋から2019年夏、新作を前に~

新作が始まります。その前にソウキだけど(変換されなくてめんどいからカタカナで押し通します)。

思えばゴミメンヘラとして刀ミュくんには迷惑をかけたりかけなかったりしたなぁという思いと、今年いっぱいで刀ミュを上がるかもしれないので、新作の前に禊として色々振り返って色々厄を落として、綺麗な体で刀ミュくんと向き合いたいという所存です。(上がらないかもしれないし、現状の報告であり構ってほしいわけではありません。メンヘラのため追記します)(上がるとしても数公演は行くと思うのであれです)

て、ていうか4年て~~~~コワ!年とるわそりゃ

 

2015年

原作オタク、トライアルにて刀ミュくんに出会う。思えばこの1回が「地獄の釜の蓋」というか、正直今後通うことになるとは夢にも思っていなかった。

そもそも発表されたときに「2部はライブ」という情報だけ流されてオタクみんな「?????」となっていたことは記憶に新しい。

率直な感想は「歌が下手」、でも「頑張ってるな」。元々私はアイドルコンテンツの消費体質であり、ともすれば全体主義にもなりかねないあのライブでの高揚がとても大好きで、「アイドル」の美しさが大好きだった。偶像が大好きだった。(私は年若い少年少女や青年が必死になってがむしゃらに夢を追う姿に、そうはなれない自分の夢を追体験しているのであり、その上で「普通に生きてりゃそこそこ楽勝だった」であろう綺麗な人たちが芸能という厳しい世界でずたぼろになって絞られまくる道を選んだこと自体にエモさを覚えまくるタチです。)

思えばずっとルルーシュという偶像に支えられてきた人生なので、偶像を愛するのはごく自然なことだけど、その結果「idol」を追い求める人生になった。と。いや痛いんだけど、痛いんだけど事実なんだよなぁ。

とりあえず私は2015年に刀ミュくんに出会って俳優の姿に惹かれた。二次元のキャラクターという偶像を俳優という偶像が表すコンテンツ自体にエモさも覚えていた。ちなみに私は原作ではそのとき加州推しだった(後に兄者に死ぬほどはまります)

 

2016年

あつかし本公演。

前回よりブラッシュアップされていて、まだまだではあるけれど「しばらくこのコンテンツを追ってみようかな」と思った1部。その直後の2部で佐藤さんが客席でファンの足下に跪いて手をさしのべているのを見て、「なんちゅーコンテンツに来てもうたんや」という気持ちになった。そのときまだ原作オタクの頭が抜けていなかったので困惑したというのもあるし、ここまで距離の近い男性アイドル(2部の話です)にはまったことがなかったので困惑したというのもある。私はそのときかつての推しボカロPと撮った棒立ちチェキを思い出すなどしていたのだが、2.5次元が『裏切りは僕の名前を知っている』でおぼろげにある記憶と我らがテニミュの断片的記憶しかない程度の知識だったため、「なんかヤバイコンテンツなんだな」と思ったことを覚えている。

 

プレライ。

このときお見送りがあったのだが、今やたまアリや幕張でライブをする刀ミュくんでは二度とできないことだと思うと感慨深い。

またこのメンツで初のテレビ出演が行われた。後々様々なテレビ番組に出演し紅白にも出ることとなった刀ミュだが、そのメディア出演の歴史はここに始まる。ミュージックジャパンは今はたしか放送されていなかったと思うが、なんかももクロに絡んだりユースケサンタマリアにいじられたりしたのは覚えてる。正直テレビなんてこれが最初で最後だと思っていたので「こげなことする日くるんだべか」的な気分で見ていたのだが、そのときの一般人の反応も忘れられない。「和風楽曲かと思ったら四つ打ちビートかよ」という反応だった。でも深夜枠ということもあり比較的受け入れられていたのではないかと思う。このときは知名度はゼロに等しかったが、しかしそんな始まって間もないコンテンツを背負ってテレビで恥ずかしがらずに頑張って役に徹してくれている俳優を見て「絶対このコンテンツを大事にするぞkiss」と思ったのも覚えている。

 

当時の刀ミュくんの扱われ方といえば「ステの下位互換」「2部で客寄せしてるだけのコンテンツ」だった。原作オタクの中でも色物扱いだった。ステとどちらが優れているのか、などと競うのは不毛でしかないためどちらを上げるにしても避けるべきだと思うが、ともかくこのときは「ステが舞台として優れていてミュはだめ」みたいな言説が普通にあった。悲しいことに俳優の努力はなかったことにされた。1部2部をやるのは並大抵の体力ではできないし、事実キャストが「明日にも足が動かなくなる」とまで言われていたのだが、それでもその努力はなかったことにされた。
このことがあったので私は刀ミュを追う気持ちが一層強くなった。きちんと見てあげないといけない、と思った。とか言ってるけど単純に悔しかったし、単純に見たかっただけなんだけど。

 

幕末天狼傳。

清光のメイクがバリ良かったとき。マジで何回見てもパブロフか?ってくらい号泣してしまい劇場で使い物にならなくなったオタク。でもみんなそうでしょ?
ちなみにこのとき大阪公演がサンケイホールブリーゼだったのだが、京劇(アンチをしています)ほどではないが「見づらいな~~」と思いあまり好きではない。

 

厳島神社で特別公演。

あんなに馬鹿にされてる刀ミュくんが、ととても嬉しかったのを覚えている。キャストの緊張した顔、声、どれをとっても凄絶で、彼らは私以上にこのコンテンツに重責を負うとともに可能性を感じているのだと思うとうらやましくなった。いちオタクはいちオタクに過ぎない。

 

らぶフェス2016。

絶頂だと思った。もうこれ以上のコンテンツの先はないだろうと思った。それくらい国技館と城ホを埋められるのは幻のようだったし、嬉しくて仕方なかった。今ではありえないが城ホは当日まで埋まらなかった。当日も埋まっていたと言えるのかは怪しいが、おおむね埋まっていたとは思う。
ちなみに物販はひどかったのでそういう意味でも忘れないと思う(大雨の真冬の中ぐちゃぐちゃの列で5時間以上)。だけど物販ひとつを見ても、「手探りなんだな」というのは感じ取れた。まだ制作陣も手探りで、何をどうしたらいいのか試験的にクリアしていくしかないのだ。仕方ない仕方ない。と後々思ったが、当日は「オタクがこんな集ってるから神様が怒ってるんだ」「俳優たちあったけぇ部屋からこれ見て笑ってるにきまってんだろ」と被害妄想丸出しで寒さに耐えながらキレていた。寒さと空腹は人をおかしくする。

あと最近「♥️フェ2016で(わたしを)見かけた」という3年越しの目情がお題箱に届いてひっくり返った。

とにかく刀ミュくんが好きでだんだんリアコみたいになってくるのがこの頃。

 

2017年

みほとせ。

なんかオタクが一段落ついたのか大量離脱した&客席のマナーが死んで病んだ。大量離脱はなんとなく気持ちは分かっていて、確かに前2作でなんかやりきった感あったし❤フェで集大成感があって、燃え尽きたオタクもいたのだと思う。かくいう私もみほとせが始まるまで「春新作は崎山つばさの消化試合」と呼んでいた。(本当にすみません。みほとせめちゃ良かったしめちゃ好きです)

ちなみにマジでマナーすごかった。私の覚えている限りでは、近くのオタクが舞台に背中を向けて丸まって寝始めたり、遅刻が多い上に靴音がすごくてどんどん聞えたり、話し声やぬいは当たり前、なんかもう凄かった。でもこの程度で凄いとか言ってちゃ2.5のマジの闇に触れてきた人からすれば甘いですよね。すんません。でもトライアルやあつかしからのおたくの大量離脱もあったのでめっちゃ病んだ。みほとせ二度と通わない、とおもた。みほとせ自体は好きなんだけどなぁ~~(^-^)と精神が死んだ。あと幕末の上海公演で兼さんと堀川の二刀開眼をみれなかったオタクによる謎のクレーム(あったんですよマジで)のせいか、大楽は石切丸の禊だ!ってワクワクしてたのに青江との若干腐媚びっぽい内容で、病んだ、よ、

(この大楽に限らず禊がどんどんキャラから離れていったのは事実で、客降りでのファンサを含め過激になっていったものが目立ち、みほとせを契機に色々変わることになる)(たしかそう)

現地に行かなかったやつが現地で行われたものを観たかったずるいとかやいのやいの言う権利はマジでねぇと思っているので、病んだ、
この頃から「刀ミュ好きだけど降りてぇ」という気持ちが生まれてくる。とうとう生来のメンヘラが刀ミュに向けられた瞬間。ごめんな。謎の同拒をこじらせた結果「刀ミュのアンチ全員ブロックするけど刀ミュ好きな人もブロックするから誰も残らない」という事態になるなどする。心当たりがないのに私にブロックされてる人、たぶんこれです。すみません。
そして私は刀ミュで出町をした記憶がないのですがなぜか出町をしていたことにされる(なんかお題箱で言われる)。おそらく原因は、梅芸の隣にあるMBSで出町をしているらしいジャニオタの友達をそのあと約束あるからその近くで待っていた(町の町?)ことに由来するのかもしれませんがよくわかりません。当たり前に追ッタクもしてないです。

あとここでの客降りでのあることを改善してほしいとアンケートに書いたら改善されたため、ちゃんと読んでることが分かり嬉しくなった。アンケートを読むということは改善改良の意思があるということで、コンテンツを捨てておく気持ちはないということだと思った。ここで、脚本のあり方を見たのもあるし、なんだかまだ先があるのだと確信した

あと多分このころからオリコンに入れてあげたくてCDを50枚くらいは買うようになった。まだまだ少ない数だけど少しでもオリコンに貢献したかった。刀ミュのリアコだから(?)

 

その後インド公演。なんだか遠いところまで行ってしまったが、刀ミュが日本の2.5という海外に向けた市場で大事な存在なのかもしれないと思い始めた。が、このときは海外のことはあまり考えていなかった。インドか~~~へ~~~すげーな~~というだけだった。

 

単騎2017。

銀劇を加州1人で埋めるなんて無理だよ~~~と思っていたのだが超チケ薄、今は亡きチケキャンで立ち見50kを超えていたらしくひっくり返った。かの有名なアモーレが生まれた公演。ここらへんで刀ミュって私が思ってるより人気……?ときづきはじめる。明らかに2015年2016年とは一線を画す人気度になってきているので驚いた。このときのキャン待ちの列が円になって加州清光召喚の儀みたいになっていてオモロだった。

 

つはもの。

たしかこのときから脱アイアをして全体的にキャパが広がった。青年館、TDC、梅芸ドラマシティ、京劇(アンチをしています)。なんか全体的に会場にメジャー感が出始めたのがこの頃だ。しかしそのせいでまだ埋まり具合がつかめていなかったのか、双騎を除けば一番のチケ薄公演になった。それもあってちょっと病んでいた。積んでも思うようにチケットが手に入らん舞台、普通に病む。名義積んだ分だけリターンを返してほしい。

この頃にはすでに「ミュはステの下位互換」的な言説はなりを潜め始めたが、しかしそうなると次にあったのが一般人からの視線だった。メジャーになりつつあるということはイコール一般人からの視線にさらされるというわけで、これが個人的にきつかった。悪意無く「キモ」と言われるの、結構傷つく。私がどうこう言われているのが嫌なのではなく、大好きなコンテンツと役者が心ない言葉にさらされるのが恐ろしかった。

つはものでは心が折れた。刀ミュくんのことまぢ好きだけど一緒にいるの苦しいよ。。。。。みたいな気持ちになった。

というのも一切身なりに気を遣わないオタクに囲まれたのが響いた。ルッキズムはよくないと思う。容姿に縛られず生きていきたい。私も自分の容姿を優れているとは思わないから人にどうこう言える立場ではないし、同時に、優れていないとしても私は私の大事な容姿を他人にどうこう言われたくない。刀ミュの年齢層がどうとか、年いってるからきもいとか、そういうのは迎合できない。できないけど、社会人として、社会の構成員として、人に不快感を与えない最低限の身なりというのもまたあるとは思う。それすらできていないのに俳優のファンサをもらうためにうちわを作るのか、自分よりずっと年下であろう男の子からファンサをもらいたいのにそんなに容姿というか全てに無頓着なのか(このとき三浦くんがいたので余計に響いてます)、服を洗って風呂に入ってくれ、というオタクがわんさかではないがちょいちょいいた。俳優ファンっぽい所謂リアコファッションの女の子が「むり」と言ってどこかへ抜け出していた。泣いた。比喩ではなくなんかきつくて泣いた。劇場で泣き出したオタク、きつすぎる。私の可愛いコンテンツのファン層は「これ」なのかと思った。風呂に入って大声では話さず腐の話もしない、それができないのか、と思うと、きつかった。私も含めてきつい。あとこの話をツイッターでしたら「ブスは来ないでほしいですよね(^_^;)」みたいなお題箱が結構来て「全然ちげ~~~よ!」とキレた。そういうのも含めてきつくて泣いた。

そのあとしばらく頑張ったけど無理だったのでラストの大阪公演は全て干した。梅田まで行って干すの癖になるね。私は何をしてるのか……という虚無が凄い。刀ミュのこと大好きなのに降りたい気持ちでぐちゃぐちゃになるなどした。今思えば何をそんなに悩んでいるのかわからないが当人は真面目だった。冷静になれないというのもこわい。

あと禊もなくなった。コーレスになった。オタクの悲喜こもごもが生まれ俳優に負担がかかるくらいならなくなっていいと思っていたのだが、なくなるとそれはそれで寂しかったりもした。オタクは我儘。ごめんね。

 

らぶフェス2017。

この公演で武道館とたまアリが発表されたとき劇場で腰砕けになって泣いて人に支えてもらった。あんなにバカにされていた彼らがこんなとこに到達するなんて、と思った。心底嬉しくて仕方なかった。でも大好きだけどしんどかったので降りようかなと思っていた。

降りるぞ~~~私は降りるぞ~~~~降りるからな~~~~~と心に決めて行ったら案の定爆裂最高で「やっぱ好き~~~~;;;」となった。降りなかった。「見かけたから声かけようかと思ったけど号泣してて無理だった」というお題箱が来たくらい号泣していたらしい。「刀ミュくんのこと……ちょうすきだけど……あいしてるからこそ離れないといけないこともあるとおもうの……でもいまは離れられないの……」と連番した友達相手に泣いた。その日4回泣いたのを覚えている。物販列でなぜか1回、公演中に「やっぱ好き」で1回、帰りながらぐちゃぐちゃになり1回、電車の中でもう涙腺が壊れて1回。今冷静に見るとドン引きなのだが当時は真面目だった。こわいね。

「獣」という曲があるが、その初披露である本公演で、演出が最高だった。というか全体的に「演出や映像にお金をかける余裕が出て来た」と感じる公演で、その懐が潤ってきたのだなという感じが、私たちの金が報われた感じがして純粋にうれしくなってしまった。まだこの先を見てみたいと思ったので降りなかったのだと思う。

 

2018年

パリ公演が発表される。まだ情緒不安定ではあったが、それよりもワクワクのほうがどんどん大きくなっていった。「手の届かないくらい遠くへ行ってほしい」と思うようになった。そうツイートしたら、言った覚えのないことを言ったことにされてお題箱で叩かれ、GANTZを見に行く夜行バスの中で顔真っ赤にしてキレた。

 

むすはじ。

まあでもそんなに行かないかな~と思っていたけどまあまあ行った。おそらく30くらい行ったと思う。(最初は写真のっけてたんだけどマウントみたいになったら嫌だから消しました)(というのをだいぶ前にしたはずなのに保存できていなくて無意味だった)

1部の内容は最高だった。つはものあたりから顕著だったが、2部の曲にもバリエーションが出てきて、コンテンツとしてさらに面白くなってきた。刀ミュまじ一生ついていく卍卍とおもた。

 

あつかしパリ

推しはいないのでパリにはいかず東京のみの茶の間をしたが、ここで禊が復活した。やりすぎず客を楽しませる、という点で禊は難しいが、初期からの彼らならソツなくこなせるとおもった。パリでは色々とあったが、全体的にブラッシュアップされていて非常に良かった。刀ミュのシンプルな「舞台としての完成度」も上がってきているように感じた。

 

単騎2018

DIVEと行脚したので疲れたという感情しか記憶にないのだが、佐藤さんがLDHのような恰好をしていたのを覚えている。あとカバー曲もあり、刀ミュ間での曲の貸借が生まれるのはなんだかジャニーズのシャッフルのように新たな魅力が生まれるのでめちゃくちゃイイなと思った。

 

らぶフェス2018

今までで一番盛り上がった爆裂最高の♥フェだと思うのですが!?

大阪と武道館はいつも通りだけど、仙台は死ぬかと思うくらい寒かったし、福井は歩くのが遠かったし、幕張はシンプルに音が悪かったけど、それでも死ぬほど楽しかった。観光もできたし、うまいもん食って地酒飲んで。病んでない♥フェこんなたのしかったんけ!?はよ気付きたかったわ!という気持ち。

 

紅白

とんでもないよ。とんでもない。かつてあつかしのときに「目指せ紅白」なんて笑っていたのにそれが叶うとかエモさとロマンしかない。

正直なところ彼らが俳優としてキャラの恰好で紅白に出ることに意味があるのか、正直少しモヤモヤしていたのだが、蓋を開けてみたらみんな楽しそうにしていてよかった。なんかもう難しいこととか考えずに、男の子たちが楽しそうにわちゃわちゃしてるの、ちょうイイ~~~~~~という感情だけの存在になった。

それまでなぜかわたしのお題箱に「刀ミュが紅白に出ること反対」的な一般人(少なくともミュのファンではない)からの投稿が来たりと、「いや私に言われましても……」な内容が寄せられて辟易していたのだが、そんなこともどうでもよくなった。 

本当に大人たちは彼らを紅白に出すつもりだったのだという驚き半分、夢が叶う瞬間のエモさ半分。まだまだ認知度は低いかもしれないが、それでもやっぱり当初から考えると特別枠とはいえ紅白に出れるくらいの知名度になったんだと思うと感慨深い。馬鹿にされてたなぁ、とか思う。今度は一般人からの視線が気にかかってくるが、それは一種の有名税で、かつてなら考えられなかったことでもある。これからもどんどん快進撃を続けて行ってほしいし、新たな夢に私たちを連れて行ってほしいと思う。大好きだ大好きだ大好きだよ~

2019年

みほとせ再演

紅白で燃え尽き症候群みたいになりみほとせ再演は通わなくなる。10公演行けば上出来だな~とゆるく茶の間していたのだが、実際には10も行かなかった。内容は再放送という感じで特筆することはないのだが、チケットとりやすかったみほとせの再演を熱望する人が多くいたということはファン層が拡大し新規が増えているということで喜ばしいとも思う。

ただ個人的に、「紅白を終えて刀ミュの第二章へ」と謳う中で新作をやらずに再放送同然の再演と単騎などのライブのみで、新作が秋まで待つというのがなんだかもやもやした。A3に乗り換えるつもりなの!?と暴れた(暴れてません)。でも刀ミュくんの考えていることだから何か、何か理由があるはず……とおもい今に至る。

あとカノバレ(だけじゃないけど)でコンテンツのブランドに傷をつけようもんなら人気でも秒で降ろされるという点にコンテンツを守りたい大人の「マジ」は感じた。

 

単騎2019

燃え尽きていた中いった割りには意外と楽しくて「やっぱ刀ミュくん私のこと愛してんじゃん!(ちょろおた)」と思った。また来年も単騎やって~~~ちょ♡

当日は幕張なんだかんだで埋まっていたし、値崩れはあったけどソロで幕張でライブできるなんてかつてでは考えられないなーとちょっと感慨深くもなった。これからも成長し続けるコンテンツであってね。

 

長かった。書くの疲れた。

次の新作も楽しみでしゃ~~~ない。これからも多くの夢を見させてほしいし、紅白を終えた今、次の目的ってなんだろう?と思うとワクワクする。もやもやは色々あるけれども、ずっと応援したいし、応援させてくれるコンテンツであってほしいと切に願う。やっぱり大好きなんだと思う。

みんなへ 双騎も新作も楽しも~~~~~ね!!ぼくより

【ガチ恋の妄言】私にとってのルルーシュという業

わたしが彼を初めて知ったのは小学生だったので「大人のお兄さん」だったのを思い出すと死にたく、なる。

気づいたらルルーシュの年を越えた。彼は死んだのでわたしより年上になることはもうない。大人のお兄さんだったルルーシュが、弟のような年になった。かなしい。なにが悲しいのかわからない。わたしが年を重ねたことが悲しいのではなく、彼が年をとらないことが悲しいのだと思う。

中学生のとき彼は少しだけお兄さんだった。

高校生になり彼と同じくらいになった。わたしからしたらルルーシュはすごく頭がいい大人だったのに、現実の高校生ってこんなもんかぁと思った。世界とか背負えないよなと思う。ルルーシュは凄いのだ。だから死んだんだ。彼が全然凄くなくて馬鹿でしょーもない人間だったらきっと死ななかったのに、と思うが、それはルルーシュじゃないので無理だ。死んだルルーシュが好きだ。辛い。 

18歳になり、大学生になり、20歳で大人になり、今に至る。ルルーシュは大人になれなかったのにわたしはおめおめと生き延びて大人になってしまった、と20歳になったときに思ったことを覚えている。(わたしはメンのヘラです)

ルルーシュの残した世界でルルーシュのぶんまでちゃんと生きなきゃ、と思うが、自分が大人になればなるほど「彼は2次元でアニメだから意味ないよ」というすげ~~~冷静な意識がどんどん大きくなっていく。私は初恋をしまうことができたと思ったけど(初恋の男が生き返ってしまった (「コードギアス復活のルルーシュ」におけるガチ恋の感想) - 現金満タン、ハイオクで。)、初恋をしまった結果なんか中途半端に拗らせたまま続いている気がする。だって私にとってルルーシュはお母さんでお父さんで救世主なので。

ルルーシュはわたしの神様(仮)なのか - 現金満タン、ハイオクで。

 

グラブルコラボのルルーシュがかっこいい。息が止まるほどかっこいい。私はソシャゲPTSDを患っているのでプレイできないのだが、身内にプレイしている人が何人かいるので彼女らが色々見せてくれる。かっこいい。何がかっこいいか考えようとしたけどわからん。私にとって「ルルーシュ=かっこいい」「ルルーシュ=綺麗」なので、具体的にどこが好きか分からない。大好きなお母さんの好きなところが分からない感覚に非常に似ている。ゲロ吐きそう。

ルルーシュが私の「好きな人」のプロトタイプなのでみんなああいう人を好きになる。黒髪でクールそうで中性的に美しくて頭が良ければ最高だ。語尾が言い切りの形が多ければ最高だ。ちょっと抜けたところがあったり実は情に弱かったりするといい。そしてなにより死にそうになる男が好きだ。

そう、ルルーシュが死んでから私は「死ぬ男」が好きになり、原作で死なないなら二次創作で死ねばいいと何回も殺してきた(語弊がある)。

私は「地球滅亡」「死体埋め」「実家放火」を自分のお家芸だと言い張っているが、要するにそういうことだ。暗い二次創作ばかりするのもルルーシュが死んでそういう風に自分の人格が形成されてしまったからだと思う。

もうこれを業と呼ばずに何というか。

あとボーイズのラブの人格もスザルルで構成された。こわい。

精神が死んでどん底のときにルルーシュの声が聞えたくらい限界に彼のことが好きだという話は何度もしたが、私はそれくらい彼を抱えてる。でも日に日にルルーシュがいなくても大丈夫な自分がいる。彼はアニメキャラだから、と割り切れる自分がいる。こんなに好きでこんなに人格に影響を与えたのに、それでもいつか手放せる日がくるかもしれないくらい自分が大人になってしまったのが悲しい。ルルーシュは年をとらないのに。一生交わらないのに。

私はそれくらい大人になってしまったのに、ルルーシュは永遠に大人にならない。そのことがこんなに悲しいとは思わなかった。

ルルーシュがいなくても、何に頼らなくても、生きていけるようにならないと。とは思うが、そんな日が来るとき私は私の人格をこんなに形成したルルーシュを手放すのだとすれば、私の人格ってどうなるんだろう?と思う。いやどうにもならんかもしれんけど。どうにもならないとしても、ちょっとこわいのは事実だ。

もう私にとってルルーシュは運命というより業だと思うが、それくらいメチャクチャにルルーシュのことが好きだ。でも昔は「ルルーシュのためなら死んでもいい」と本気で思っていたが、今は本気10000%でそうは言えない。私が大人になったから。そのことが悲しい。ただルルーシュに見つめられたい。そしたら全部解決するのに。とか思うけど、ありえないって自覚してる。悲しい。

 

 

 

 

 


 



 

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想/ゴジラに思い入れのない人間が観たらコンテンツの可能性を感じた

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(画像:https://eiga.com/movie/88330/

日本が生んだ怪獣王ゴジラをハリウッドが映画化した「GODZILLA ゴジラ」(2014)のシリーズ第2作。前作から5年後の世界を舞台に、モスララドンキングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。(上記同サイトよりあらすじを引用抜粋)

godzilla-movie.jp

 

私子どもの頃仮面ライダーになりたかったし今もモンスターが大好き。なんだけどゴジラに思い入れがない。ゴジラキングコングが戦ってるのをむかーし観た、気が、する、、程度。はっきりと観た!と覚えているのはシン・ゴジラくらい。しかもそれも庵野だから観たという理由で、その程度のうす~~~い知識の女がゴジラを観たという話をします。

結論から言うと、ゴジラ好きたちのアツい感想をみて「爆裂最高」を期待してしまい、普通に最高だったのに「まあまあかな……」みたいなきもちになってしまったので、向き不向きがある映画だし「爆裂最高」を期待するともしかするとあなたには合わないかもしれないから、私と同じ轍を踏まないでほしい、ゴジラは悪くないんだ、という話です。あとこきおろしたりしないし普通に良かったんですよ、マジで。あとゴジラというコンテンツの可能性について触れています。

 

とにかく人間ドラマがない。

ちょっと人間パートが長くなるとちゃんと怪獣たちが大暴れして西日本くらいの規模なら2~3分で蹴散らして壊滅してくれるので最高。ストレスフリー。前情報として「人間パートが秒で終わる」と聞いていたけど開始早々秒で終わったので思わず映画館で「生き急ぎすぎだろ!!!」と叫びそうになった。エマ(お母さん)は最初の登場シーンで、知識がなくとも映画好きの血がピーンときたのか「この人やべぇもの開発してそうだな」と思ったんですけど、それが想像の100000倍ヤバい代物でひっくり返りました。全体的に人間がヤバい

何がヤバいって芹沢博士さんが比較的まともに見えるくらい大真面目にクレイジーな論を展開するヤツしかいない。ぼーっとしてると「ふんふんなるほどね」って思いそうになるけど、よく考えたら怪獣を起こして世界の均衡を保とうとするのとか、それに最初は反対しつつも「ゴジラはセーフ」という謎理論で魚雷で闘魂注入するのとか、その魚雷を芹沢さんが生身で設置するとか言い出すのとか、それを押し問答するシーンがほぼなくみんな「仕方ない……」みたいになるのとか(全然仕方なくない気がする)、エマが子供の見てる前で容赦なく数万数十万の一般人を犠牲にして怪獣をめざめさせるのとか、神話をハイテク科学より重要視してるのとか、思ったより神話関係なさげだったのとか、なんかもう皆やべぇんですよね。私はそれが愉快で仕方なかったのでゲラゲラ見てました。実質コメディだなって。この知能低めな感じが映画とうまくあっていて最高のバカ映画になってたと思います(めちゃくちゃ褒めてます)(『アクアマン』も『モータルエンジン』も大好きです)

とにかく人間の命も街も紙屑以下に吹き飛びまくるのが最高。マジで紙屑以下。超死ぬ。超死ぬし超壊れる。最近『空母いぶき』を見て人命に敏感になっていたので、これ損害が復興どころじゃねーべや……というリアルな気持ちがちょっと出てきてしまったのですが、そのリアルな感情のギアをぶっこわすくらい超死ぬし超壊れる。あとたまに食われる。人間なんてギドラからしたら柿ピーにもならない気がするのですが、(食料目的かはわからんけど)パクッといかれちゃってたのが「怪獣って人食うんだ……なおのことコワ……」と異文化を垣間見た気持ちになりました(怪獣知識ゼロなので)。特に戦闘機から脱出しようとしたらパクッといかれたのがトラウマ並みに恐怖だったんですけどあれなんであんなさらっと流されてんの?こわくね?アナコンダが吐き出した人間が消化されかけつつもまだ生きてたというシーンくらいトラウマになりそうなんすけど……怪獣界隈ではポピュラーな食い方なんですかね?人間踊り食い的な……コワ……

 

一方でモスラさんが目覚めたときの讃美歌流れそうな神々しいシーン、あれは虫がゲロ吐くほど苦手な私でも「う、うつくしいんちゃうか……」と思ったし、あれはたしかに昔彼らが神としてあがめられたのもわかるなぁというシーンで象徴的でした。モスラちゃんとゴジラがラブラブなの初知りで「異種交配!?」って驚いたのですが、ゴジラを守るために懸命に戦うモスラちゃんの姿が健気で可愛くて、生きててほしかったな~~~~っておもた、、、ほんまに、、、

 

とにかくこの映画は人間ドラマはすがすがしいほどの「おまけ」として割り切っていて、怪獣のバトルがメイン。もう怪獣!怪獣!怪獣!ソイヤ!ソイヤ!ファ~~(讃美歌)~~~って感じで、いくらゴジラに思い入れがない私とはいえゴジラのテーマがかかって彼が目覚めたときは「うお~~~~!」ってなったし、ゴジラのテーマのアレンジがエグイくらいカッケェだったし、ちょっと念仏?般若心経??が混ざった音楽のときは邪悪さ禍々しさがたちこめていて圧倒された。最高。最高だったんだ。

子供に対する監視ゆるすぎだろ、とか、色々突っ込もうと思えば突っ込めるのですが、この作品はいい意味で「勢い!!パワー!!!!カッコイイ!!!!ドン!」って感じなのでそこを突っ込むのは野暮のような気がする。ロジカルなミステリーじゃあるまいし、というか。ここで不完全なバカっぽさが映画自体を勢いとパワーあるものにしている、と、思う。たぶん。

 

何が私は楽しめなかったかというと、わたし自身が非常に細かい点がきになってしまうというところと、そもそも怪獣バトルに心惹かれなかったというのがあります。怪獣バトルに全振りの映画なのでそこが好きじゃなかったらそもそもたのしめないよな~当たり前体操~。アクション映画とかモンスター映画は好きなのでそういう意味では楽しめたのですが、私は様々なクリーチャーによる都市破壊の様を見たいのであって、モンスター同士のプロレスに魅力は感じなかったのだなと。私の期待していたゴジラは前者であって、この作品は後者。単純にそこが合致しなかった。それは当たり前にこの作品は全く悪くないし、私も普通に楽しめたので十分よかったと思う!爆裂最高にならなかったのだけ、自分の趣味が違うせいで~~と悔しい。

結局そこにあるのはゴジラの多様性ではないかなと思った。

シン・ゴジラは異色のゴジラ映画であると思うけど、私はものすごく楽しめた。それはゴジラに現実で直面したとき、政府や民間がどう動くのかという政治映画にも近いテイストが非常に趣味にあったから。このシンゴジも楽しめるかは人それぞれだし、「楽しめる人」と「楽しめない人」がいるといういわば偏ったフェチの映画を作ってもコンテンツが成り立つくらい、ゴジラというコンテンツには絶対にぶれない主軸があって、その上で様々な多様性が存在しているんだなと。これってファンからしたらとんでもなく贅沢なことなのでは?私は残念ながらゴジラのファンではないのでよくわからないのだけど、ものすごくゴジラファンがうらやましいなと思った。ぶれないくらいの主軸が、つまりそれ単体で十分なコンテンツ力を持つ推しってちょ~~最高ジャン。

今回のKOMも、あらゆるファンの理想を適度にカバーしつつ無難に……というひよった映画をつくろうとしていたら、たぶんわたしは楽しめたけど、楽しめても楽しみ切れない人が物凄く生まれたと思う。

何かを捨てて何かに専念する、そういう映画をつくる決断をするのはすごく難しいし、作り手にそれを委ねることができるゴジラさんのコンテンツ力はものすごい。国民的ヒーローになってもよいんじゃないだろうか。

私は残念ながらゴジラを楽しみまくれはしないタイプの人間だったけど、そういう人間が出てくることはむしろ、消費者のあらゆるニーズの受容の可能性を浮き彫りにするし、ゴジラにはそういう可能性があるんじゃないかな~と思うと、それを好きなファンが羨ましくなりました。という感想です。

 

オタクの化粧品はほぼツイッターで構成されている

「化粧品を見せてほしい」というお題箱をいただいたので、今から恥を忍んで化粧品を見せます。正直ヲチられる気しかしてないけどこれヲチる要素すらなくない?恥しか晒してなくない?という内容になりました。概ね「わからん」「受け売り」「バズってた」で構成されています。

 

 

ベースメイク的なやつ
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①ポール&ジョーのプロテクティング ファンデーション プライマー S 01

下地。明日花キララが使ってるから買った。明日花キララみたいな肌になりたかった。なんか一番日焼け止め効果があるやつ。いま「効果」って打ったら「強姦」に変換されて病んだ。

 

 

②ALBIONのホワイトニスタファンデーション030

ファンデ。ファンデーション使わない派なんだけど、これは使うと崩れなくなるから好き。ALBIONはBAさんが大人なお姉さんで毎回ドキドキする。最初試供品で一番明るい色を貰ったので使ったところ当たり前に浮いたので、「これより暗い色を……へへ……」って言って買った。安くないけど永遠になくなる気配が見えないからコスパがいい。なくならなくてちょっとこわい。

 

 

③CLARINSのインスタントマットプライマー

部分下地。BAさんの肌にテカりがなさすぎて「もしやこれを使えばアタシもこんなお鼻に……?」と思い衝動買いした。効果は特になし。心なしかか若干崩れにくくなった程度。今は鼻もポルジョの下地で済ませてるのでこれはお直し用になった。BAさんの肌が綺麗だと騙されて購入しちゃうアレ、消費者法にひっかからんか?

 

 

④エレガンスのブリスオーラPK101

チーク。中身がお肉みたいだったから「へー!お肉モチーフなんだ!変わっててかわいー!」って言ったら「ローズです」と言われた。やたら香水みたいないい匂いがするチーク。チークとハイライトは粉の下に仕込んだらいいってイガリメイクが言ってたからそうしてる。

 

 

セザンヌのパールグロウハイライト01

ハイライト。みんなハイライト変えたいから教えて~~~つったらフォロワーに教えてもろた。調べたらツイッターランドでバズって気になってたやつだったから買った。CHANELの濡れ肌になるやつに似てる気がするけど、とにかく濡れ肌感あって発光強めだから粉の下に仕込まないとすごいことになる。使ってます。フォロワーの優しさ、無駄にしたくないから。

 

 

キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーPP

粉。粉のバズり王といえばこれ。プチプラだから割れてもどうなっても気にせず使えるしサイコ~~~でもChacottの粉に変えるか悩んでる。

 

 

SUQQUのリタッチプレストパウダー02グロウ

お直し用の粉。ツイッターでバズってたから買った。薄くて持ち運びやすい。カバー力はわからん。

 

 

⑧CLARINSのフィックスメイクアップ

スプレー。ベースメイクも色物も全部終わったらやる。涼しいしいい匂いだしそりゃバカ売れするわ~~~崩れにくくなるかはよくわからん、正直みんなの集団トリップな気もするけどマジョリティーに呑まれたいから今日も顔にスプレーする。でもやっぱ多少は違うかも。

 

 

 

ベース以外のやつ
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①chacottのメイクアップカラーバリエーション602

シェーディング。ブルべのシェーディングといえばコレ!♡ってバズってたから買った。わからんけどたぶんそうなんだと思う。ココアみたいな色してる。未だにシェーディングとノーズシャドウのやりかたわからんけどチェキ映りが劇的に変わったので大事なんだと思う。

 

 

②KATEのやつ

アイブロウペンシル。色は髪色によって変えるから決まってない。眉毛が両津勘吉並みにしっかりしているので整える程度にしか使わない。油断すると眉毛がつながる。

 

 

ヘビーローテーションのやつ

眉マスカラ。黄浮きしないらしい。言われてみればそんな気もする。あとは同上。

 

 

MACのプレッププライム24アワー エクステンド アイベース

アイシャドウ下地。塗った方が圧倒的にアイシャドウのノリが変わるらしいけどよく分からない。変わるらしいのでつけている。

 

 

⑤ヒロインメイクのやつ

アイライナーとマスカラ。パンダにならないので良いんだと思う。それ以外はわからん。まつパしているのでビューラーは使わない。まつパしてからストレスフリーなので、一番効果があるのはビューラーやマスカラよりまつパなんだとおもう。

 

 

⑥アイシャドウ

色々使うけどよく使うのはこれ、左からアディクションのミスユーモア、アルビオンのラベンダーのやつ、excelのやつ。excelのは「ブルべ夏大勝利!♡」ってバズってたから買ったけど大勝利かは分からない。色が薄いので、派手な目にできないまじめな場面のときに使ってます。アイシャドウはプチプラかデパコスかはっきりわかるらしいですね。こわいですね。安物だと思われたらこわいので基本的にデパコス使うようにしてますが私自身は見分けがほぼつきません。

 

 

⑦リップ

よく使うのがこれで、左からRMKの青みピンクのやつ、RMKの青いやつ、イヴサンローランの紫のやつ、クラランスの赤いやつです。特筆することはありません。

 

 

⑧リップライナー

ピンクのとラベンダーの。なんか唇の端にはこういうリップライナーを使った方がいいらしいと聞いたので購入しましたが、効果はマジで分からないので私の使い方が間違っているのかもしれません。誰か教えてください。

 

 

⑨クラランスのリップオイル

唇の皮がむけなくなったしこれは効果感じた、グロスとしても使えるし神。半分も使わないうちに間違えてゴミ箱に捨てて泣く泣く翌日百貨店に行った思い出がある。

 

 

以上です。

2019年1月から5月まで観た映画振り返り

何を観たかなあと思って、ちゃんと記録しておこ(^-^)という気持ちになったので振り返ります。当たり前にネタバレを含みます。

 

 

1月

『映画 刀剣乱舞

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https://eiga.com/movie/88808/

2019年しょっぱなはオタクから幕を開けました。たぶん2~3回観ました。1回目はその日の出勤を蹴って「今から刀剣乱舞見に行こ(^-^)」ってサボって観に行った記憶があります。

絶賛されていたので逆にハードルを下げて観に行ったのですが(私はオタクの映画批評を信用していません)、下げていたからか自分が2.5舞台に慣れてるからか特に違和感なく観れました。原作オタクじゃない男性とかにも好評みたいで良かったです。鈴木拡樹が空を飛ぶシーン以外は良かったです。堀北真希の旦那が信長なのには「え、もうそんな年齢!?」と驚きました。

ただやっぱりウイッグと衣装が、ステほどではないけど気になったし、ラストを観る限りやっぱりステと分けるつもりねーじゃんという気持ちになった。

でもうまいこと刀剣乱舞を現実に落として仕上げていた佳作だったと思います。

 

 

 

『十二人の死にたい子どもたち』

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https://eiga.com/movie/89811/

まあ良くも悪くも邦画っつーか……みたいなラストでもやもやしました。邦画に期待した私がだめなんですけど、でもこの映画途中まで「シネリーブル梅田とかシネマート心斎橋とか(東京で言うならテアトル新宿ヒューマントラストシネマ渋谷とか)で2週間くらい上映してる、なんか途中から『CUBE』みたいになる低予算哲学系ドイツ映画」みたいな様相を呈していたので、ちょっと期待しちゃったんですよね。『WILD』観ましたか?私は観ました。

若手俳優若手女優たちの顔を楽しむ映画だと割り切れたら大丈夫なやつです。

正直、番号にいない先人が死んでた最初のシーンと、その人が実は生きてたシーンで、もう完全に脳内は『SAW 1』だったんですよ。絶対これこいつが犯人だと。死体に見せかけてこのゲームを最前席で楽しんでるんだな?とかニヤニヤしちゃったよ。

ラストギリギリまでだれか死ぬって期待したし、あの主催の子くらいは死ぬって思ったんだけどな。思ったんだけどな~~~~~!

これ私が鬱好きオタクだからか?と思ったんですけど、一緒に見に行ったパンピーの友達みんなもモヤモヤしたって言ってたので多分みんなモヤモヤしたんだと思います。な~~~に生きるのが美しいみたいなメッセージ出してるんだよ。ちなみに友達6人くらいでパンケーキ食べたあとにこれ見て、その後居酒屋で彼氏と別れた友達を慰めつつその元カレの悪口を言いまくる会をしたのでそっちの方が有意義でした。

 

 

 

2月

コードギアス 復活のルルーシュ

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https://eiga.com/movie/89618/

彼氏が生き返ってしまったので観ました。死ぬほど観ました。何回観たかわからんし、どれだけ泣いたかわからん。

一生が終わったあとも愛してる。

え~~~~ん本当に好き……

ルルーシュ以外の感想を言うなら、敵国の弟が好みだったのと、なんかこの子モブレ本出されてそうだな……と思いました。マジでコードギアス、「きょうだい」という関係を至高のものにしすぎでは?フェチズムがうかがえますね。

highb.hatenablog.com

highb.hatenablog.com

 

 

 

『アクアマン』

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https://eiga.com/movie/83920/

制作の大人たちがノリノリで作ったんだろうなということが伝わってくる良作だった。

私は唯一、日本版ポスターではアクアマンの前に色鮮やかな珊瑚礁が追加されてファインディングニモみたいな色合いになったことだけはゆるしてないのですが、映画自体はハチャメチャに良かったです。やっぱ作り手が楽しそうにしてるのが伝わってくるのはいい映画ですよ。

海中世界の勢力図とか、キャラデザとか、町の作りとか、いちから世界観を作り上げていたので、なんかもうこれ大人たちがワックワクしながら作った「ぼくのかんがえたさいきょうのせかい」って感じでなんかも~~~~それだけで十分なんですよね。おまけに謎解き要素もあり、地球の中心部のロストワールドもあり、もう垂涎モノの設定をこれでもかと詰め込んだ水中SF謎解き人間ドラマアクションって感じで。100回観れる。続編もありそうだったし期待ですね。私が続編作るならロストワールド活かして恐竜も加えてハチャメチャにしていきたいな。

(余談ですがこの映画、「太平洋のどこか」みたいなクソテキトーな位置情報を示してくるのが愛おしかったです。)

 

 

 

3月

『運び屋』

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https://eiga.com/movie/90319/

てっきり凄腕の伝説の運び屋によるサスペンス系かと思ってたら人間ドラマで泣いた。最後の刑務所でお花を育ててるシーン、誰でもうるっと来るでしょ。あと最初は絶対ヤバイやつだと思ってた荒くれ者たちが意外といいやつで、マフィアのほうがやばくてびびった。てかなんかもう「運び屋」という特殊なシチュエーションに包まれているだけで、中身はこの世界によくいる「家庭を顧みず仕事に打ち込みすぎて家族には疎まれ、家族や友人との居場所を取り戻すために道を間違えてしまうおじいちゃん」なので切ない。最近こういうのに弱い。年かな?

 

 

 

『THE GUILTY ギルティ』

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https://eiga.com/movie/89275/

こ~~~~~いうのが好きなんですよ。シネリーブルとかテアトルで上映されてる低予算の名作映画。

こういったワンシチュエーションを逆手にとった映画はやっぱり脚本と演出がかぎなのですが、すごく繊細に丁寧に伏線を張って描いていた印象。正直地味なんだけど、じっくり観れる良作。

警察のコールセンターが舞台で、そこから一切動かない。コールセンターで電話番をしている主人公同様、観客も電話の声を頼りにするしかなくて、それ以外一切の情報が与えられない不安とか、電話を待つしかなくて何もできない焦燥や緊張をうまく観客を巻き込む形で表現している。脚本自体は非常にシンプルで、オチもシンプルなのだけど、うまく観客を巻き込めていたのでそのオチが主人公同様こちらにずっしりと来る。必要以上に主人公の情報が私たちに示されないというのも、僅かな情報から推理するしかない主人公の立場を私たちが追体験することができて、そこもこのシチュエーションに私たちを巻き込む上手な手法だったかなと。

この観客を巻き込んでいく上手さというのは、『ドント・ブリーズ』や『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』を思い出した。

highb.hatenablog.com

 

 

 

『移動都市 モータル・エンジン』

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https://eiga.com/movie/88165/

天才の映画。『アクアマン』同様に、もう大人たちがワックワクして作ったのがあふれ出ている愛すべき全力馬鹿映画って感じ(超褒めてる)

だって都市が移動してるだけでこっちもどきどきするのに、都市が都市を食うって……もう絵面だけで元が取れるしドキドキ通り越してギュンギュンですよ。しかもその都市がロンドンなのも「あ~~w」だし、途中でなんかメチャクチャやばいイカれた移動都市の名前がイスラムをもじってる感じだったので大丈夫なのかとハラハラしました。そういうところも含めて、世界観の構築をまっさらなところから行った大人たちは「ここでこうなったらおもしろいんじゃない!?」とか言いながら作ったのかなぁというくらいワクワクがにじみでていて、観ていてニッコリしました。

2時間では詰め込みすぎた印象が強かったけど、25話くらいのアニメ(?)で観たかった。それくらいアツい展開にアツいキャラクターが続く。実質少年ジャンプだよこれ。

 

 

 

4月

『マロ―ボーン家の掟』

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https://eiga.com/movie/90730/

まって死ぬほど泣いた。

とても丁寧に作られた作品で、そのシチュエーションや抱えるほの暗さといい、『イット・カムズ・アット・ナイト』を思い出した。「死体と暮らす兄弟の楽園」とはまさにいいえて妙で、これだけはネタバレせずにどうか興味を持った人たちは実際に見てほしいなと思う。

伏線の張り方が丁寧で繊細で、それでいて物語を貫いて壊すほどに重厚。少しヒロインが背負わされる役割が多すぎてそこだけ聖母化のようで気になったけど、それ以外は本当にひとつも文句なし。文句なしの名作。

ホラーとしてもきちんと構成されていて、「いるの?いないの?」の作り方が上手。特筆するほどの変わった演出は何もないのだけど、基本的でこわいものをおさえているからか、それが重なってちゃんと冷や汗が出るようなひんやりした怖さがある。そのうえで作品が無理なく現実的なラインで成り立っていて、サスペンス的な要素も大きい。

恐らくもう一度見返したらさらに面白いような作品なんだろうけど、観ると精神をゴリゴリに削られるので私はもう見れません。

ところであの父ちゃん、『ドント・ブリーズ』のおじいちゃんと戦わせてみたいなと思いました。すげぇよあいつ。時代が時代なら、戦争でめっちゃ活躍してそう。

 

 

『ハロウィン』

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https://eiga.com/movie/90066/

アツい!!!アツいよ~~~~~(^-^)(^-^)

正直前作を観ていない人からしたら「ふつうのスプラッタだな~有名タイトルのわりに期待外れかも」となると思う。前作よりかゴア描写は増していた気がするけど、でもスプラッターのくくりでみたらそこまでゴア描写が特筆すべきほどのものはない。

これは前作の被害者が、アイツをブチ殺すことだけを考えて家族を巻き込んで戦闘力を鍛えまくって、そしていざその2人が対峙してバトルするという、そこにエモさを感じるための映画です。ハチミツとクローバーくらいエモいよ。

もう正直タイトルのインがかっこよすぎて涎だらっだらになったし、ハロウィン当日にあの音楽が流れだしたときはおしっこちびるかと思うくらい興奮した。

B級スプラッターにありがちのあのピコピコテロテロしたBGM、結婚式で入場のときに使いたいくらい好き。

みんなハロウィンとパージが好きだろ?

 

 

5月

『ハンターキラー 潜航せよ』

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https://eiga.com/movie/89001/

め、めちゃくちゃ面白かったんだけど……
観てない人マジか?ってなる。スカイライン奪還くらいなる。(私はスカイライン奪還が大好きです)
でも公開終了ギリギリに見てしまったので、こんなに面白い!!といったところでもう意味を成さないのが悲しい。アマプラとかネトフリに来たら見てください。クワイエットプレイスを見るくらいならこれを見てください。(私はクワイエットプレイスのアンチをしています)

これは潜水艦モノということで、てっきり低予算映画かと思っていたらそうではない。私は予備知識なしで見てしまったので、低予算映画によくある、予算がないから室内メインのほぼワンシチュエーションだけどそれをうまく逆手にとって面白くしている映画かと思っていた。『THE GUILTY ギルティ』がそういう作品。そういう類の映画かと思いきやがっつり予算かかってる。派手なシーンは派手に、地味なシーンは地味にしてる。
でもやっぱり潜水艦内部がメインなので、そこをうまく扱って、恐怖や静寂を上手に描いていたように思う。

音しか頼りにならない戦場の恐怖というものをうまく「静」「動」の対比で描いていたし、それと同時に進行する地上でのクーデターによる第三次世界大戦の予感というものに、政治映画の色があって面白い。さらに同時にそのクーデターを阻止する特殊部隊員5人(4人だったかも)がいて、その「僅かな人数で自分の腕と仲間だけを頼りに国相手に戦う」みたいなハードボイルド友情映画色もあり(ちょっと『ザ・プレデター』思い出しました)。とにかく大きく分けて3種の話が存在する中でそれぞれ独自の色で、だけど浮かずに、映画を面白くしてる。いやさっきから面白いしか言ってなくて語彙ないんかいって感じなんですけど。いや。とにかく面白くて。なにが面白い?って言われたら「えっ全部……」ってなるくらい面白くて。なのでとにかく面白いということだけ伝わってください。

 

 

 

『オーヴァーロード』

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https://eiga.com/movie/90253/

死人に口なし、ナチスに口なし。

ということで案の定ま~~~~たナチスがとんでもねぇ人体実験をして人間兵器を作っていたという、もう冷戦終了後100回は観たという設定のアレです。私がヒトラーだったらマジで化けてでると思う。

内容は『武器人間』的なB級クリーチャー系に全振りかと思いきや、構成はしっかりしてる!(私は武器人間も好きです)

前半は「これって反戦映画だった?」と思うくらい生々しい戦争映画の様相を呈していて、落下傘作戦の悲痛さが描かれている。ちなみにああいう作戦はエアボーンと言うらしい。周りの仲間の飛行機が次々撃墜され、自分の飛行機もあわや撃墜という中、大量の爆発と火の粉の地獄絵図の空中で身一つで飛び降りていくのはあまりにも無茶な作戦に思えて「戦争ってえぐいな」と思った。これ反戦映画として成り立ってるよ。はだしのゲンとかたいしたことねーwとイキッてる馬鹿中学生にはこれを見せたらいいと思う。

戦争とその中での人間ドラマ、悲痛にもあっさりと無慈悲に一秒で奪われていく仲間の命、そういう惨たらしさを肉片・断面・内臓・マシマシでお届けしている。

そういう前半から一転、ナチスのやべぇ実験が進む中盤からはホラー映画の要素が強くなり、そこら辺のホラー映画よりよっぽど丁寧に「恐怖」を描いてる。そして怒濤の後半戦ではバイオハザードでクリーチャーで男気溢れたバトル。見たいもののオンパレード。後半戦はマジ「これバイオハザードでみたな」という既視感溢れる展開の連続なんだけど、前半の戦争映画っぷりと中盤のホラー映画っぷりでいい感じに中和されている。

とにかく結構期待してなかったわりには面白くて満足できる作品でした。

それぞれのキャラクターも立っていて、ラストにはちょっとホロッとしてしまう。この最近見た映画だと『ハンターキラー 潜航せよ』の大統領の護衛の人もそうなんだけど、手榴弾とか爆弾とか手に持ったまま敵を迎え撃って「fuck you」ってニヤって笑って敵もろとも自爆するやつ、ハタチも過ぎた女が恥ずかしいんですけど、やっぱりかっこよくてあこがれるので、人生で一度はやってみたいことです。そうエヴァミサトさんが私に教えてくれました。手榴弾バージョンだと口にピンをくわえたまま笑うのがかっけぇと思う。

 

 

 

『ラ・ヨローナ~泣く女~』

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https://eiga.com/movie/90597/

おい、つまんねぇぞ。マジか?一生死霊館作っててくれ。

以下個人的ポイントです。

やばそうなのに子どもを一人にするな/ていうか子どもが1人のときに何か起こるような映画なんだから、必要ないのに「あれ?いま子どもどこにいる?」みたいな間をつくるな/ていうか登場人物全員学んでくれ、余計なことをするな、子どもとはいえいらいらしちゃった/呪術師とか要素的にはメチャクチャ面白いのにつまんなくするな/女のすすり泣きを聞いたら死ぬって設定なのに、登場シーン以外基本的に女が全然すすり泣かないし、「ウア~~~~~~~~~!!!!!」って大声でブオンッッッバンッッッドンッって迫ってくるのでそんなにこわくない/申し訳ないが、作りが全体的に雑/マジ一生死霊館作ってて/でも途中までホラー描写自体は悪くなかったと思う/結果的に雑/全然映画慣れしてなさそうなゴミマナーのヤンキーカップルが途中でいちゃつきだす程度には全然こわくない映画なので、私は携帯の着信音とヤンキーのいちゃいちゃ声と女子高生の話し声とジジイのばかでかいくしゃみとで死んだ民度を全力で体感できました。

ただ、傘を使った登場シーンなどは非常に良かったです。細部は悪くないのに全体の構造がシンプルに雑なんだよなぁ。全然こつこつ勉強してなかった高校生のテスト前夜みたいな出来だった。伝わるか?これ

 

 

 

『コンフィデンスマンJP』

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https://eiga.com/movie/89944/

ふつうに面白かった(^-^)三浦春馬エッッッッッッッロ……わたしもだまされてぇ……という以外の感情を失った。そんなことないけど。うそだとしてもボクちゃんとダー子の関係がオタクには響きすぎるので告白シーンは正直ドキドキしてしまった。そういうところも含めると、2人が幼馴染なのも以前の偽設定を継いだだけの設定なのか本当なのか、ボクちゃんがモナコに語ったのはどこまで真実でどこから嘘なのか、全てが分からないし、この作品の面白いところは「結局最後までだれの真実も嘘も分からない」というところですよね。人がフィクションを愛するのは、気持ちよく騙されたいからじゃないかなと時折思うことがあるのだけど、そういう意味でこの作品は「フィクションの快楽」というものをどこまでもメタ的に取り入れて実践しているなぁと思います。どこまでも疑うのが楽しいのって、ありませんか?

 

 

 

『貞子』 

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https://eiga.com/movie/90752/

う~~~~~~~~~~~ん

詳しくはこっちでお願いします(死)

highb.hatenablog.com

 

 

 

 『アナと世界の終わり』

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https://eiga.com/movie/88344/

ゾンビ×ララランドと銘打たれているけど、ミュージカル版ショーン・オブ・ザ・デッドと言う方がわかりやすいなぁと思った。(もしかすると予告編で言ってたかも)

ゾンビコメディで、青春ミュージカルで、クリスマスが舞台のアポカリプスということもあり少々の邪悪さで、コメディだと思ってたから意外と泣ける。青春ミュージカルとしてもゾンビとしてもほろっと来てしまった。

ショーン・オブ・ザ・デッドがパブのラストシーン以外ゾンビも人間も全てがばがばでまさにコメディな世界線であるのに対して、これは結構よく考えたら笑えないシチュエーションだし、ラストも希望があるかはわからない。てかミュージカルとコメディを混ぜていなければ『28日後…』並みに暗い気持ちになってたかもしれん。けどそこをコメディと青春ミュージカルがうまく緩和しているし、あと思ったより人死んでびっくりした。「エ!?お前が死ぬんかい!!」ってよくなる。

個人的には校長の狂ったミュージカルの邪悪さがナチスで人間兵器をつくるB級マッドサイエンティストみたいでグッときますね。




以上です。

全然観てないですね。観たいのあったけど忙しかったりなんやかんやで機会を逃してしまい。悲しい。

これは映画館で観た映画なので、アマプラやネトフリを含めたらもう少し色々あるのかな。でも下半期は「自殺しない」と共に「もっと映画を観る」を掲げていきたいです(メンヘラジョーク)

ところで観たかったのに見逃した映画といえば。

未体験ゾーンの映画たち、をひとつも見れていないのが2019年の心残りです。仕事の都合上微妙に見づらい時間帯しかやってないんですよね……(17時、19時、21時だったかな?)

それ以外だと『ザ・プレイス 運命の交差点』や『ウトヤ島、7月22日』あたりを見逃したの後悔しています。

映画「ザ・プレイス 運命の交差点」公式サイト

映画『ウトヤ島、7月22日』公式サイト

やっぱり大画面で観たかったなあ。

なのでやっぱり下半期(まだ6月あるけど)はもっと映画を観る、及びそのために死なないことを目標にしていきたいと思います。2020年まであと半年!みんな生きてるかな~~~!?!?がんばろ~~~ね!!!